E.L.カニグズバーグ
私も子供も大好きな、おすすめの児童文学・小説を、いろいろなテーマ別にご紹介します。 「おはなしの部屋」
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作者紹介
 1930年、ニューヨーク生まれ。

 ペンシルバニア州の小さい町で育つ。

 ピッツバーグの大学院で化学を専攻した。

 3人の子どもの母親で、化学の先生をしていた1967年、
初めて2作品を出版。
 その「クローディアの秘密」と「魔女ジェニファとわたし」は、
同じ作者の作品がニューベリー賞を争うという珍しいことになった。


岩波少年文庫

「クローディアの秘密」
「魔女ジェニファとわたし」
「ぼくと(ジョージ)」
「エリコの丘から」
岩波少年文庫改版2004
「Tバッグ戦争」

岩波書店

「ジョコンダ夫人の肖像」
「カニグズバーグ作品集」
カニグズバーグ作品集 別巻はトーク・トーク・カニグズバーグ講話集
(講演の記録)


「クローディアの秘密」
 10歳のクローディアが、弟を連れて家出をする物語です。
家出といっても、遠くへ行くんではないんです。
 ニューヨークのメトロポリタン美術館に忍び込み、そこで
こっそり生活をはじめます。
 そこで出会った作品と、その謎解きもこの物語に加わります。

 家出をした少女の気持ちや成長、謎解きがこの物語を進行して
いきます。

 私が20代初めの頃読みました。これも「こんな物語初めて読んだ!」というのが私の感想です。


「魔女ジェニファとわたし」
 ニューヨーク郊外の小学生、エリザベスには友だちがいません。
ハロウィーンの日に、”自分は魔女だ”という同い年のジェニファと出会い、
ふたりの秘密のやりとりが始まります。

 私は一日で読んでしまいました。
どんどん読み進んで止まらなかったです。
 主人公は小学5年生ですが、子どもの世界だけのことではないように
思えました。


「ぼくと(ジョージ)」
 ル=グウィンのページでも書きましたが、私は物語の中で”影”とか、”もう一人のボク”とかが出てくると、すぐに心理学者ユングの説にある”影”を思い出します。
”影”について興味のある方に、おすすめの1冊は・・・
「影の現象学」 河合隼雄 著 (講談社学術文庫)です。


「Tバッグ戦争」
夏休みに少女クロエは、母親が再婚した相手の姉(おばさん)バーナデットのところで過ごすことになりました。
バーナデットは、バンに乗って港でお弁当を売っています。
ある日、同業の女性がTバッグ姿でお弁当を売りはじめました。
そのことで町中が大騒ぎになります。
この話は読みやすくって、2日間ぐらいで読んでしまいました。


「エリコの丘から」
11歳の少女ジーンマリーは、同じ年の少年マルコムと空き地に穴を掘ろうとしたとき、地中に吸い込まれ、地中の世界に住む元女優タルーラと会います。二人は彼女から、ある仕事を頼まれます。
 私の手元には、2冊の「エリコの丘から」があります。
1冊は1988年に佑学社から出版されたもの、もう1冊は2004年岩波少年文庫から出た改版です。
岩波少年文庫の改版のほうが、読みやすかったです。訳が今の時代にあっていると思いました。

 カニグズバーグが、あるとき「俳優をスターにするのはなんなのだろうか」と自問し、「もちろん、才能。そしてタイミング・・・そう、適切な時期に適切な人間であること。でも、それだけじゃだめ、ほかにも必要なものがあるのね。・・・このほかに必要な何かをさぐりたいという強い思いが、わたしを『エリコの丘から』の執筆に駆り立てたのよ」というようなことが、岩波少年文庫の訳者あとがきに書かれています。
「ジョコンダ夫人の肖像」と同じように、中学生になってから読むといいかなあと感じました。


「ジョコンダ夫人の肖像」
 この作品の主な登場人物は、レオナルド・ダ・ヴィンチとサライという少年です。
レオナルド・ダ・ヴィンチはサライという嘘つき、こそ泥、強情な少年を徒弟にし、大切にし、遺言によって自分の財産を分与したという事実があります。
レオナルド・ダ・ヴィンチがなぜこんなことをしたのか、その疑問に答えるために、この物語を書いた、と作者は冒頭で述べています。
この物語を読み終わったとき、「あ〜そうだったのか〜」って思いました。
中学生になってから読むといいかなあと私は感じました。



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