フィリパ・ピアス
私も子供も大好きな、おすすめの児童文学・小説を、いろいろなテーマ別にご紹介します。 「おはなしの部屋」
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作者紹介
フィリパ・ピアス(Philippa Pearce)

 1920年、ケムブリッジ州の田舎で生まれる。

 彼女の祖父も父も、代々大きな製粉工場を経営していた。

 父親の大きな邸宅には広い庭園があり、「トムは真夜中の庭で」
に出てくる庭のモデルになっている。

 ピアスは州の奨学生の資格を得て、ケンブリッジ大学に入学。
卒業後は脚本家、プロデューサーとして一時情報局で働いた。

 後に、英国放送協会に移り学校放送を担当した。

 初めての作品「ハヤ号セイ川をゆく」は、1955年に書かれた。

 1958年、「トムは真夜中の庭で」でカーネギー賞受賞。


岩波少年文庫

「トムは真夜中の庭で」
「真夜中のパーティー」

岩波書店

「トムは真夜中の庭で」
「まぼろしの小さい犬」
「ペットねずみ大さわぎ」
「ライオンが学校へやってきた」
「こわがってるのはだれ?」
「サティン入江のなぞ」
「真夜中のパーティー」
「川べのちいさなモグラ紳士」

青い鳥文庫

「ハヤ号セイ川をゆく」


「川べのちいさなモグラ紳士」
 このモグラは魔法の力で話したりできるし、知恵をもっています。
祖父母と暮らす少女との交流が描かれています。


「まぼろしの小さい犬」
主人公のベンは、ロンドンに住んでいて、姉2人、弟2人がいる5人きょうだいの真ん中です。
両親やきょうだいがいても、ベンは何となく孤独を感じていて、犬を飼いたいと思います。
そのベンに田舎の祖父が、誕生日に犬を1匹プレゼントすると約束してくれます。でも色々な事情から、犬の絵を送ってきました。
その後、その犬がベンの心の中に住むようになります。ファンタジーですが、最後まで読むとベンの心の成長を感じます。
ファンタジー物語の多くは、心の世界が舞台となり、心の成長を物語にしていると思います。
ファンタジーを現実でない世界の物語と取るより、現実生活では目には見えないけれど、心の中に存在している物語と私は思っています。


「ハヤ号セイ川をいく」
デビッド・モスの庭は、セイ川の流れに面しています。
ある日、庭のさん橋にカヌーが流れ着いているのを見つけたデビッドは、
その後、カヌーの持ち主である孤児のアダム・コドリングと知り合いになります。カヌーにハヤ号と名前を付けました。
友だちになった二人は、一遍の謎の詩をもとにコドリング家の隠された宝を探し出そうとします。

私は、「トムは真夜中の庭で」を先に読んだいたので、この本を読み終わったときは、少し物足りない感じがありました。
先に「ハヤ号セイ川をいく」を読めば、もっと楽しめたかなって思いました。


「トムは真夜中の庭で」
主人公のトムは、弟がハシカにかかったので、おじさんのところに一人で預けられることになります。
おじさんの住居は、昔は1軒の大邸宅だったのをいくつかに区切ってアパートにしたもので、玄関を入ったところにあるホールには、大きな古時計がありました。
夜、その大時計が13時を打つことに気付いたトムは、部屋を出てホールの扉を開けると、そこには庭がありました。

長編物語で、私がこの本をおすすめした人たちのほとんどが、「最初は退屈したけど、読んでよかった」と言っています。
わが子たちは、小学校高学年で読みました。


「こわがってるのは だれ?」
これは、不吉な話からぞっとする話まで11篇の短編が収録されています。
登場人物、人間関係、場面などが細かい描写です。
イギリスの生活について多少知識があった方がいいかなと思うところがあるので、小学校高学年くらいから読めるかなあって思います。

私が図書ボランティアをしていた小学校の図書室では、「怪談レストラン」(童心社)が大人気シリーズの1つです。
沢山の児童が読むのでハードカバーの本を購入しますが、ボロボロになってしまったものもありました。

 日本の古典文学の中では、怖い話というと、「雨月物語」を思い出します。
講談社の『21世紀版少年少女古典文学館』の中にもあります。
「四谷怪談」もあります。
このシリーズは、 ページの上部に詳しい説明や地図があり、物語の時代背景や風俗、習慣などへの理解を深めることができます。
難しい言葉には、行間に説明注があります。

『 21世紀版少年少女古典文学館 』 全25巻 (講談社)
(1)古事記
(2)竹取物語、伊勢物語
(3)落窪物語
(4)枕草子
(5)源氏物語(上)
(6)源氏物語(下)
(7)堤中納言物語、うつほ物語
(8)とりかえばや物語
(9)今昔物語
(10)徒然草、方丈記
(11)平家物語(上)
(12)平家物語(下)
(13)古今著聞集(ココンチョモンジュウ)ほか
(14)太平記
(15)能・狂言
(16)おとぎ草子・山椒太夫ほか
(17)西鶴名作集
(18)近松名作集
(19)雨月物語
(20)東海道中膝栗毛
(21)里見八犬伝
(22)四谷怪談
(23)江戸の笑い
(24)万葉集ほか
(25)おくのほそ道


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